日本ハム・吉田輝星　６月５日「聖地」甲子園で先発登板へ「気合いれていきたいです」

日本ハム・吉田輝星　６月５日「聖地」甲子園で先発登板へ「気合いれていきたいです」

日本ハム・新庄剛志監督（５０）が３０日、吉田輝星投手（２１）を６月５日・阪神戦（甲子園）で先発起用することを明かした。秋田・金足農時代に沸かせた甲子園のスターに先発復帰への第一歩としてこれ以上ない舞台を用意する、ボスらしいビッグな計らい。聖地での登板は２０年３月６日の阪神とのオープン戦以来８２１日ぶりで、公式戦ではプロ初となる。また、ビッグボスは清宮の４番や「甲子園組」をスタメン起用する構想も明かした。

吉田が聖地に“凱旋”する。新庄ビッグボスは自身の古巣でもある６月３日からの阪神との対戦へ、ビッグな演出を明かした。「スターでしょ？甲子園の。日曜日、決まりかな。粋な計らい好きじゃん（笑い）。やっぱ盛り上げたいじゃないですか」。３戦目の５日に公式戦ではプロ初の甲子園での登板が決定した。

金足農時代の１８年夏の甲子園準優勝まで上り詰めて話題をさらった舞台。今季は３・２７の開幕３戦目（ソフトバンク戦）に先発した後は全て救援で２０登板１勝０敗、防御率３・３３の数字を残し、指揮官は「球がいい。真っすぐを投げると分かっていてファウルにさせている」と先発起用を決断した。武田投手コーチも「本人は先発へのこだわりがあると思う。その一歩目として。次が先発だからといって先発に戻るわけではない」と今や救援陣に欠かせない存在なだけに、先発復帰への第一歩としての登板となる。

吉田自身も、甲子園は交流戦前から胸を躍らせていた舞台。「特別な球場というか、北海道でやる次にワクワクします。気合入れていきたいです。高校の時の甲子園よりもいい球を投げられるように頑張っていきたい」と語っていた。春季キャンプでは藤川球児氏＝スポーツ報知評論家＝に指導も受けており、甲子園での“火の玉ストレート”も「目指していきたい」と鼻息を荒くしている。

プロ入り後は２０年３月６日にオープン戦で聖地のマウンドに立ったが、本人にとっても公式戦となれば思いは違う。「無観客とオープン戦で、そんなに盛り上がらない感じだった。シーズン中に甲子園でできるのは、幸せなことかなと思います」。４年前の時のような大観衆を待ち望んでいるが、実際に３連戦のチケットはほぼ完売状態だという。

選手の成長も、野球ファンの思いも考える指揮官は他にも夢プランを温めている。当日は「清宮君も４番で行ったら面白いね」と早実高時代に歴代最多高校通算１１１本塁打を放った男の４番を示唆し、「甲子園組でそろえたろうかな」と、ニヤリと笑った。６・５。甲子園が熱気の渦に包まれることは間違いない。（田中　哲）

◆吉田の１８年夏の甲子園ＶＴＲ　金足農のエースとして秋田大会全５試合を１人で投げ抜き、チームを１１年ぶり６度目の夏の甲子園出場に導いた。自身初の全国大会となった聖地では１回戦から鹿児島実、大垣日大、横浜、近江と強豪相手に４試合連続２ケタ奪三振をマーク。準決勝でも日大三を１失点に抑え、５試合連続完投勝ちで秋田勢１０３年ぶりとなる決勝進出を果たした。マウンド上での侍が刀を抜くような「シャキーン」ポーズも話題となった。決勝では根尾、藤原らを擁する大阪桐蔭に５回１２失点と打ち込まれたが、県勢１０３年ぶりの甲子園準優勝。秋田大会から全１１試合をレギュラー９人で戦い抜き、金農旋風を巻き起こした。

参照元：https://news.yahoo.co.jp/articles/1a8b4fc92804d07f4787c9ef229138a32431e3dd

ネットの声

管理人の率直な感想

ビッグボスのファンサービスに感謝ですね。
吉田輝星投手にとっては覚醒するチャンスです、
しっかり結果を残して甲子園を盛り上げてほしいです。