県岐阜商・鍛治舎監督 「11月に甲子園大会を…」炎天下の試合回避で、高校野球が抱える問題解消にも
政府による緊急事態宣言が、今月末まで延長された。高校球児の「夏」への道筋が見えない状況が続くなか、指導者もさまざまな考えを巡らせている。母校を率いて今春のセンバツに出場するはずだった県岐阜商・鍛治舎巧監督(69)が、現在の思いや、社会の関心を呼んでいる「9月入学」が現実化した場合の高校野球のあり方について、スポーツ報知に特別寄稿した。
新型コロナウイルス感染症が原因の死亡者が世界で25万人を超え、日本でも560人を上回る大切な命が失われています。いらだちと不安が満ち、閉塞感でいっぱいです。今こそ、スポーツ界が世界中の人々に夢や感動、奮い立つ勇気をお届けし、心の支えとなるべき時だと思います。
世界のスポーツでは、台湾のプロ野球が4月12日に無観客でリーグ戦をスタートさせ注目されました。今のところ、問題は起きていません。韓国でも5日に開幕しました。最大の感染者が出ているアメリカでは現状、6月第2週にゴルフPGAツアーが開幕する予定。動きが見えてきました。
日本の学生スポーツは、ほぼ全てが5月末まで休業継続、部活動禁止。身動きが取れません。そのような状況で、9月入学・始業案が急浮上しています。それが現実となった場合、高校野球はどうなるのか。私案を示したいと思います。3学年が出場できる選手権大会を2度実施するのが基本です。
まず、秋シーズンは9、10月に都道府県大会を行い、11月に甲子園大会。プロ野球シーズンから外れており、日本シリーズの日程を調整すれば、甲子園球場の使用は可能です。試合は週末や祝日を中心に実施し、基本的にベスト8までは1泊または日帰りにします。近畿・東海・中国地区を日帰りにすれば、全体の費用は大差ありません。同様に応援団の派遣費用も、従来と大きな違いはないと考えられます。今年なら、11月28、29日に準決勝、決勝を想定。連投による投手の負担が軽減され、1週間に500球以内という球数制限も考慮する必要がなくなります。当然ながら真夏の炎天下での試合も回避でき、高校野球が抱えている問題の解消につながると捉えています。
また、仮に今夏の甲子園が中止となっても、9~10月の都道府県大会を経て11月に甲子園で全国大会を実施すれば、3年生の救済策になります。
次に春シーズンですが、3~4月が都道府県大会で、5月に甲子園。8月に球場を使用させていただいた分を、5月のゴールデンウィークに置き換えます。11月に行われていた明治神宮大会は、6月に大学と合わせて実施。国体は、開催時期の変更などを踏まえ、参加校を検討すればいいと思います。
一方、大学、社会人、プロ野球は従来通りで、ドラフト会議は6月に行うのはどうでしょうか。
コロナウイルスが完璧に駆逐できない以上、うまく付き合う以外ありません。いま、何ができるのか。どうしたらいいのか。指導者としてのセオリーやマニュアルのようなお手本もない中で、過去にとらわれることなく、未来にもとらわれることなく、この瞬間を精いっぱい生きる! それが大切だと考えます。
秀岳館の監督を務めていた4年前の熊本地震の時も、保護者の方々、選手と一緒に、そうしてきました。逆に、地域の皆さまに励まされることも多かったように思います。熱意は伝播(でんぱ)します! はるかにかすんでしまった甲子園が鮮やかに目に飛び込んでくる、その日その時を信じて、選手たちとともに歩む覚悟です。(県岐阜商監督)
◆鍛治舎 巧(かじしゃ・たくみ)1951年5月2日、岐阜県生まれ。69歳。岐阜商(現・県岐阜商)のエースとして69年センバツに出場。早大―松下電器(現・パナソニック)で外野手。中学硬式野球の枚方ボーイズの監督として、全国優勝12度。NHKの高校野球中継の解説者としても有名。2014年から秀岳館(熊本)の監督。甲子園に春、夏2回ずつ出場し、16年春から3季連続ベスト4。18年3月、母校の監督に就任。
参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-05060251-sph-base
ネットの声
秋は今春に中止となったセンバツ大会を
来春には夏の甲子園大会にあたる選手権大会を実施すればと思います
色々と野球アレルギーの方々もいて、甲子園大会の開催に対して何が何でも反対意見をする方々も一部います
だけど甲子園大会を目指して小さい頃から莫大な時間と苦労を重ねてたどり着いた大会です
中止・延期又は通常どおり等様々な選択肢があると思いますが、決して周囲の意見に左右されず
大会関係者の方々や高野連でしっかり話して、中止するにしろ通常開催するにしろ自分達だけで納得いく決断をしてほしい
自分達で堂々と決めればいいのです
自分は仕事だからと割り切って会社に行き堂々と経済活動をしています
そんな自分が子供達にとっては大人の仕事よりも…下手すると一生でも一番大事なくらい影響力をもつ甲子園大会を中止しろなんてとても言える立場にはありません
鍛治舎監督の餡についての感想ですが、日程移動はなかなか難しい気がします。11月に移動して、選手は基本通いとした場合は、九州や北海道・東北は移動による疲れが大きなハンディとなるし、金曜日や月曜日が移動のために授業を欠席することになるでしょう。(通いを可とするなら、夏休みに実施して、間に1週間休養期間を入れて、2回戦までと、それ以降とに分けることも考えられませんか。)
5月のゴールデンウィークは交通渋滞に拍車をかけることになり、移動時間が計算できるのか心配になります。春休みに実施するほうが現実的に思えます。
甲子園以外での開催を考えないとだめだろうね。
試合数の多い1回戦、2回戦は分散開催でもいいと思うんだけど。
一斉にやれば大会期間もかなり短縮できる。
コロナ世代と言われるであろうこの世代の子たちが将来どう成長していくかは今の大人にかかってますね。
何故なら9月新学期というのは、開始時期を言っているだけのことで、今でいう春休み、夏休み、正月休みに対して何の案も出ていないんだから。だから自分の都合高校野球の都合での発言は教育者としては公平な理論にはならない。甲子園をやるために野球関係としてはこのように夢があるというだけの事。物事はトータルで最初は考えるべきだ。アメリカではというが、アメリカ並みとすれば6~8月まで3か月長期休暇なんだよ、そうすると甲子園はいつやるのとなる。
何故なら9月新学期というのは、開始時期を言っているだけのことで、今でいう春休み、夏休み、正月休みに対して何の案も出ていないんだから。だから自分の都合高校野球の都合での発言は教育者としては公平な理論にはならない。甲子園をやるために野球関係としてはこのように夢があるというだけの事。物事はトータルで最初は考えるべきだ。アメリカではというが、アメリカ並みとすれば6~8月まで3か月長期休暇なんだよ、そうすると甲子園はいつやるのとなる。
個人的には、ほぼ同意見ですが、5月のGWは休ませてあげて、5月のGW明けからの甲子園の方が良いかと。
GWはプロ野球側も収入が必要だと思いまし、休みたい人も居ると思います。
コロナのせいでこの世代の子供達が不平等になってはいけない。
たぶん甲子園に北海道に建設予定のドーム球場のように横にスライドするような屋根が必要やな。
6月の梅雨時は一番難しい
子供達は3月から自粛と言われてから31日迄休校延長です政府の中途半端な自粛と補償のせいでここまで長引いています。他の部活も見直しましょう。延期へ再検討してほしい。子供達は何一つ悪いことしていません野球だけと批判ではなく解決策はあります。自粛しているのに中止という結果は酷いですよね。大人が子供達の努力を無駄にはしてはいけません。監督の意見賛成です。
9月入学にするのであれば10月に県大会、11月に全国大会で3年は引退、冬は従来通りで5月県大会、6月地区大会、7月の夏休みに選抜大会、9月から新入生が入る。入試が梅雨時になるけど冬で病気のはやる時期よりは全然力が出る。夏休みが長いことで新学年の準備も先生がしやすい。トータルでいうと9月入学・7月卒業はありかも。
災い転じて福となるではないですが、今年一年でもまずやってみましょう。子供たちに目標を持たせるのが大人の役目です。高校野球だけに限らず各競技団体でもやってみましょう。このまま終わってはいけません。
なんで日本シリーズが甲子園を配慮しないといけないの?
今年のNPBは既に11月末にシリーズ終了で全球団合意してるからどうあがいても予定押さえられてるだろ。それともシリーズを京セラでやれというの?
シーズンならまだしもシリーズ日程から配慮しろはワガママが過ぎるよ。
あと、変な期待させてダメだった場合落胆するのは学生。
一案出したり動くのもいいけどある程度の形になるまでは裏でやりなよ。
思い付きだけで記事にさせて期待度上げるだけ上げて振り回される方が可哀想。
スポーツを愛し、子供達を愛する彼の心情、やるかやらないかは別として、是非、関係各所には真剣に検討してもらいたい。
こういう準備こそ大事なんだよね
その準備を怠った結果が欧米のコロナ大流行でしょ
収束もせずやるわけでもないんだから
ただ、暑い中でやる甲子園がいいんだって言う高野連の爺さんがいると思う。
夏の甲子園に国民は熱狂したが、この所の酷暑続きの日本の夏で、確かにこれからも続けるのは大変。
1年間戦って、足りなかったところをドラフトとFAなどで補強するんだし。
あと土日だけ試合するのはいいけど、北海道とか沖縄の人は、ずっと滞在してた方が移動疲れが軽減されるのでは?
記事と関係ないですが、県岐阜商のユニデザインを元に戻してほしいです。
目指す場所としてはいいけど今の時点では無理
まず学校が平常通りに行われることが絶対条件
選手としては試合での夏の暑さは全然平気でした。
暑さを言うなら8月の夏合宿の方が100倍厳しい!
ただ10月まで予選が伸びるとなると、北海道はじめ北の地方が難しくなるように思います。
まずその時期は、寒い地方では外での野球は難しいのでは、と感じます。
じゃあ9月の内に予選を終わらせれば、となると11月本選の場合、大会までの期間が一月以上開くことになり現実的でないようにも思います。
秋に甲子園を行う場合、3年生はその時期まで部活になる?ことも気になります。進路は人それぞれですが、進学の場合、受験勉強もあるし、就職の場合は面接も試験もあるし。。
高校サッカーなど冬に開催していて、3年生も最後まで頑張ってはいますが、控えの子など中には最後まで続けらずに途中で退部などあると聞きます。
野球でも同様の流れがより加速しなければ良いですが。。
子供に期待持たせるのも監督の仕事かもしれませんが…
授業日に開催するのだろうか。そっちが心配です。
次に秋だが、寒くなって行く時期に最高のパフォーマンスが出せるか?ケガなんかの問題がある。
応援もコロナの全容が解明出来ない間は入場制限と密度と距離感に目を配らないとイケない。
野球ばかりが話題になるがインターハイも同様の配慮や構想を持っているか?競技や注目度合いが違うがもしやれば可能ということなら高校スポーツという観点から実施を検討してほしい。
土日で日程を組むのか、会場をこだわらないのか?
連続開催も甲子園も日本一を決めることに関していえばそうでなくはいけない事ではないが、柔軟に対応できんだろうな。
暖冬続きとはいえ、日本にはまだ雪国があります。9月入学になったら、野球に限らず屋外競技をしている生徒は、9、10月で活動が終わり受験、就活まっしぐらです。4月入学だから春、夏に燃えて、受験、就活に1直線になるのに。それより、現状を見て欲しい。受験を考えるなら必要最低限で良いでしょう。3年で習うことがぎりぎり試験に出題されることがあるでしょうか。各種大会、イベントが中止になり、泣く子、唇を噛み締める子、大人対応のコメントを述べざるおえない子を増やさないで欲しいです。
春と夏の長期休暇を利用して開催していたのに、秋のいつするんだよ。
授業をさぼってまですることではない。
阪神が日本シリーズに出るわけがないというなら別だが
練習もろくにしてないのに体力的に問題になるでしょう。
隠れて練習してるんかな?
基本的にこの人の意見には賛成するけど。
夏を直に感じられるから。
総体もそうしましょ
管理人の率直な感想
本当に生徒思いでいい監督ですね。
緊急事態宣言が解除になれば11月の甲子園も実現可能かもしれません。
提案も現実的なので応援したくなります。
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