現役引退の橋本到氏が巨人と契約し再出発 現役時代の肉離れは12回
今季限りで楽天を退団して現役を引退した橋本到外野手(29)が19日、東京・大手町の巨人球団事務所を訪れ、少年野球スクール、ジャイアンツアカデミーのコーチ契約を結んだ。10月に戦力外通告を受けて現役続行を目指すも、NPB球団からオファーがなく、第2の野球人生を歩み出すことに。再出発を決断するまでの葛藤や心境を聞いた。
「ここに来るのは去年、移籍のあいさつをしに来て以来。こんなに早く、ここに来る時が来るとは思わなかったですね」。橋本氏は球団事務所を約1年ぶりに訪問。アカデミーコーチとして正式契約した。考え抜いて決断したからこそ、すっきりした表情だった。
「本当に悩みました。楽天からもスタッフのお話をいただいて。仙台は地元。育ってきた地で仕事をするべきかなと。でも、ここまでやってこられたのもジャイアンツでの10年間があったから。何らかの形で返すのが筋だと思いました」
昨オフに金銭トレードで巨人から楽天に移籍。今季は1軍で11試合9打数無安打に終わり、10月に戦力外通告を受けた。帰り道、引退を覚悟して涙を流したという。現役続行のわずかな可能性にかけ、11月に合同トライアウトを受験した。
「戦力外になった時、ちょっときついだろうなと思って感極まって。最後まで現役、待ちましたけど厳しかった。沖縄の琉球ブルーオーシャンズから話をもらって行こうとも思ったんですけど、返事を出す締切がちょっと早くて。NPB球団からのオファーを待ちたかったので、NPB一本にして。ダメだったから、じゃあきっぱり諦めようと」
仙台育英高から08年ドラフト4位で入団。高卒同期入団の大田泰示(現日本ハム)と競い合いながら階段を上った。14年は103試合、402打席、打率2割5分6厘、4本塁打、35打点というキャリアハイの成績。定位置をつかみかけたが、その後は度重なる故障との闘いだった。抜群の身体能力に強肩、常に全力プレー。身長172センチの小さな体には、大きな負担がかかっていたのだろう。
「肉離れは全部で12回しました。ふくらはぎが7回くらい、脇腹、太もも、背中も肉離れした。今年は少しふくらはぎに違和感はありましたけど、ケガで休んだことはなかったので、体としてはプレーできた方です。悔しさはたくさんありますよ。こうやっていれば良かったな、とか今はいくらでも思えるけど、それなりに自分が考えた中で突っ走ってきたつもりなので、やってきたことに対しては後悔してないです」
巨人で10年、楽天で1年計11年のプロ生活。印象に残っている思い出を聞くと「2014年の開幕戦で菅野さんとお立ち台に立った試合ですね」と挙げた。
14年3月28日の阪神戦(東京D)。8番・中堅で初の開幕スタメンとなった23歳の橋本は、5回に能見から勝ち越しの2点二塁打を放ち、勝利投手の菅野とヒーローインタビューに。自ら「試合始まる前に菅野さんと『活躍したらおいしいものをごちそうしてくれる』と約束していたので、打てて良かったです」と切り出し、インタビュアーから何を食べたいか聞かれると「回転ずしで!」と答えた。遠征先などで何度も食事に連れて行ってくれた1歳年上の菅野とのツーショットは最高の思い出だ。
来年からは球団の少年野球スクール、ジャイアンツアカデミーのコーチに就任する。再出発への抱負は。
「子どもたちに野球の楽しさを知ってもらうのはもちろんですけど、何かに打ち込む楽しさとか素晴らしさをアカデミーを通して伝えたい。野球に限らず、大きな夢を持てるような子が一人でも出てくることを期待してやりたいですね」
楽天移籍を機に妻と子どもと仙台で生活したが、再び家族で関東に引っ越してきた。この日、球団事務所で契約を結んだ後は電車を乗り継ぎ、早速ジャイアンツアカデミーのスクールを視察。第2の野球人生も現役時代と同様に、情熱を持って全力で駆け抜ける。
◆橋本 到(はしもと・いたる)1990年4月28日生まれ。宮城県出身。29歳。仙台育英で計3度の甲子園出場。3年夏の初戦では菰野(三重)と対戦し、西勇輝(現阪神)から5打数5安打して「東北のイチロー」「ハシロー」と称された。08年ドラフト4位で巨人入団。通算1軍成績は404試合出場、1103打席、955打数230安打、打率2割4分1厘、9本塁打、79打点。右投左打。背番号は巨人で94、65、32、楽天では49を着けた。
参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-12200030-sph-base
ネットの声
プロで大成功する選手には、怪我をしない身体の強さが必要なんだね。
アンチが多くてあまりピックアップされないけれど。
橋本はいい選手だったから、惜しかったですね。怪我も実力の内なんでしょうけどね。
大田もそれに近かったが、ファイターズで開花させた
やはり怪我をしないことが一流選手の条件だと思う
しかし、色々と言われるジャイアンツだが、引退後の面倒見はとても良い
出ればケガ、調子が上がるとケガ、気付けばケガ。
亀井じゃないけど、ケガさえなければもっともっとやれてたのにって凄く思う選手の1人。
でもケガをしない、強い体ってのも大事なプロの要素だから、仕方ないのかもね。
今年ブレイクした93年組もそうならないようにして欲しいですが……
つくづく怪我をしないというのもプロとしての重要な要素だなと思いました。
惜しむらくはそれがあまりにも長続きしなかった
根尾ならドラゴンズがて事ね。さすがに年齢低すぎるからどの球団も裏金渡してご飯代渡すこともないだろう。
地元地域出身選手を獲得できるし一石二鳥。
小さい頃ジャイアンツアカデミーに入ってジャイアンツに行きたいと思ってても行きたくもない球団に指名されても行かなきゃいけない。そりゃ好きなチームに入れるサッカーやるよ。子供だって憧れのチームに入りたくてやるやついるでしょ。プロ野球選手になれたらなんでもいい、は子供の夢を持たす意味でもどうかと思う。
そりゃ、全員は無理に決まっている。
退団する選手全員に仕事を与えて戦力外もしない、そんな球団があるなら教えてほしい。
体と体力がもっとあればと悔やまれる。
第二の野球人生頑張ってください。
29歳と年齢だけ聞くと早い気がするが、これだけ怪我を繰り返すと打撃も守備も思い切ったプレー出来なくなるね。
これからの人生の方が長いから先ずは再就職先が決まって何より。
自分から出て行った選手に対してはそうでもないけれど。
橋本は、かなりチャンスが与えられた方だけれど、ことごとく怪我で掴み切れなかった。
それも、やはり実力と考えるしかないけれど。
巨人に入って楽しみにしていたが開花しきれずに移籍に
小柄だけど長打を打てるが三振も多かった
藤浪からホームランを打った直後から扇風機になったのはホームランの沼に嵌ったのかな?
主力の出遅れでレギュラーを狙える時に怪我でフイにしたりでセンスはあったが持ってなかったのかな?
数年前はジャイアンツのレギュラーを期待されていた選手
でもまあ引退してもジャイアンツに戻れてよかった!
これも原全権監督効果だろうね!
楽天に移籍したときは鉄平みたいにブレイクしないかと期待してた。ミートが上手くて小力もあり、鉄砲肩。いい選手だったけどなー。
良かったですね。
新人の時から足も速く期待してましたが
楽天にって聞いたときは「何で」って
思いましたが新たな人生をジャイアンツで
大いに発揮してほしいと思います。
頑張ってくださーい!!
真面目な性格のようだしきっといい指導者になると思う。
例えば、引退選手が飲食店をかいぎょうしたら、ジャイアンだけでなく読売グループの社員にもできるだけ利用してあげるように指示?があるらしいですよ。
レーザービームは天下一品
打撃も故障さえなければ…
残念ではあるけど 第二の人生で
小粒でもピリリと辛い自分のような選手を
育てて欲しいですね 期待しています
お疲れ様でしたm(__)m
この4人が出てきた頃はわくわくしたなぁ、、、
子供たちに夢を与えてくれればと思います。
なんだかんだでそれなりに活躍すれば移籍した後でも引き取る。
手厚いよね。
橋本到は人柄も良いのかな。
個人的に好きな選手というのもあるけど、今のGIANTSの戦力として不可欠だったと思う。あくまで代打での起用だけと思うけど。
尚輝や畠もこのままでは同じ道を辿るぞ。
でもどんな形でも野球に携わって頂けるのは嬉しいですね。
アカデミーで指導して
コーチになったりフロントの
仕事したりと
最近多いですよね。
頑張って第2の野球人生送って
欲しいですよね!
怪我が悔やまれますが、才能のある選手で応援していました。選手としてではないけど、戻ってきてくれて嬉しいです。
子供をジャイアンツアカデミーに通わそうかな。
ケガに悩まされたのが
惜しまれる。
プロ選手は、体が丈夫なのが一番なのかも?
また橋本到のプレーを観たかった。
もっと取り上げてあげないと…
切り捨てだとか冷遇とかの方がマスコミ的には書きやすいとか愚の骨頂である。
管理人の率直な感想
巨人は引退後のサポートがしっかりしていますね。
肉離れ12回には驚きました。
その経験を活かした指導をしてほしいです。
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